【2026年版】ECカートシステム比較!システム選びのポイントとおすすめ15選

EC事業の成功を左右する「ECカートシステム」の選定。 自社の規模や商材に合わないシステムを選んでしまうと、運用負荷の増大や、将来的なリニューアルによる無駄なコスト発生につながりかねません。

 

本記事では、主要な5つの構築手法(ASP・クラウドEC・パッケージ・オープンソース・フルスクラッチ)の特徴や費用相場を比較・解説するとともに、規模別のおすすめECカートシステム15選をご紹介します。100超のECプロジェクトを経験してきた現場担当者が実際に見てきた「つまずきポイント」も交えながら、自社に最適なシステムを選ぶための判断基準としてお役立てください。

この記事の要点(最終更新:2026年6月)

  • ECカートシステムは構築手法で5種類。ASP・クラウドEC・パッケージ・オープンソース・フルスクラッチに大別され、推奨年商規模が異なる(目安:年商1億円未満はASP、年商1〜数十億円規模はクラウドEC、独自要件の多い大規模はパッケージ・フルスクラッチ)
  • 比較で見るべきは料金だけではない。機能の拡張性・マーケティング/分析機能・データ連携とAI対応力・OMO/越境対応・3〜5年の総所有コスト(TCO)の5軸で評価するのが失敗を防ぐ判断基準
  • 2026年に重要度が高まる比較軸はデータ統合・AI対応力。カート単体の機能比較ではなく「データを一元化してAIが分析・施策実行までできるか」が中堅・大手EC事業者の選定軸として浮上
  • 本記事では規模別におすすめ15製品を中立に比較(BASE・カラーミーショップ・STORES・MakeShop/メルカート・Shopify・futureshop・ecforce・ショップサーブ・スマレジEC/ecbeing・W2 Unified・EBISUMART・SI Web Shopping・EC-CUBE。2026年6月時点の公開情報に基づく)
  • カート選定で失敗を防ぐ「現場視点のつまずき4つ」。①安さ優先で始めて移行が必要になる、②こだわりを詰め込みすぎる、③社内関係者の巻き込み不足、④サイトオープンをゴールにしてしまう。事前に知るだけで回避可能
 

・結論として、年商1〜100億円規模でデータ統合やAI活用まで見据える企業には、AIエージェント一体型DWHを標準搭載するメルカート(導入後平均売上成長率480%・サポート満足度97%)が有力候補です。年商1億円未満はBASEなどのASP、独自要件が非常に多い大規模企業はecbeingなどのパッケージが候補になります。

ECプラットフォーム全体の種類・選び方を整理したい方は 【2026年版】ECプラットフォームとは?種類・特徴や選び方がわかる完全ガイド 、データ統合・AI対応力で絞り込みたい方は 【2026年最新】データ統合型ECプラットフォーム比較|中堅EC向け選び方 、AI活用を軸に選定したい方は 【2026年版】AI活用ECプラットフォームの選び方|中堅EC向け比較基準 もあわせてご覧ください。

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ECカートシステムとは?

ECカートシステムとは、オンライン上で商品を販売する際に必要な「買い物かご」機能を中心としたECサイト運営の基盤システムです。商品登録、在庫管理、受注・決済処理、配送手配、会員管理など、EC運営に欠かせない機能を一元的に管理できます。

 

Amazonや楽天市場のような「モール型EC(ECモール)」への出店とは異なり、自社ECサイトを構築する際には、このカートシステムを選定・導入する必要があります。

 

ECカートシステムには大きく分けて5つの種類があり、それぞれ「初期費用」「ランニングコスト」「カスタマイズ性」「サポート体制」などが大きく異なります。また近年では、単なる販売機能にとどまらず、マーケティング・顧客分析・CRM連携・サブスク運用など、売上拡大やLTV向上を支援する高度な機能を備えるカートシステムも増えています。

 

ECカートシステムは「商品の販売を支える心臓部」であり、運営効率・顧客体験・売上成果を左右する重要インフラと言えるでしょう。

 

ECカートシステムは「ECプラットフォーム」という広いシステム基盤の中心的な構成要素にあたります。種類ごとの全体像から整理したい場合は、 ECプラットフォームとは?種類・特徴や選び方がわかる完全ガイド もあわせて確認すると、自社の年商規模に合うカートの種類を絞り込みやすくなります。

ECカートシステムの主な機能6つ

サービスによって機能の範囲は異なりますが、ECカートシステムには以下の機能が標準的に備わっています。自社がどの機能を重視するかを整理しておくと、比較・選定がスムーズになります。

 

①カート(買い物かご)機能
ECカートの根幹となる機能です。ユーザーが選択した商品を一時保管し、数量・価格・合計金額を計算・表示します。カゴ落ち防止のためのUI設計やリマインドメール連携も、このカート機能の延長線上にある重要な施策です。

 

②決済機能
クレジットカード・コンビニ払い・銀行振り込み・QRコード決済・キャリア決済など、各種決済方法への対応状況はカートによって大きく異なります。ターゲット顧客層に合わせて必要な決済手段を事前に確認することが重要です。

 

③受注管理機能
注文日・商品・数量・顧客名・配送先など、注文情報をデータ化して一元管理します。基幹システムやWMSとのリアルタイム連携が可能かどうかも、中堅規模以上では重要な選定基準になります。

 

④商品管理機能
商品ページへの情報登録、在庫数管理、バリエーション(サイズ・カラー)管理などを行います。取り扱いSKU数が多い場合は、一括登録・CSV連携の使い勝手が運用負荷に直結します。

 

⑤顧客管理機能
氏名・住所・購買履歴・会員ランクなど、ECサイトに登録されたユーザー情報を管理します。CRMツールとのデータ連携やセグメント配信への活用を想定するなら、顧客データの出力形式・API仕様の確認が不可欠です。

 

⑥販促管理機能
期間限定クーポン・ポイントプログラム・メルマガ配信・レビュー収集など、新規顧客獲得とリピーター育成を支える機能群です。「どこまでがカート標準機能か、どこからが外部ツール連携か」を事前に確認しておくと、TCO算出の精度が上がります。

 

ECカートとECモールの違い

ECカートシステムを検討する際、「ECモール(Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど)に出店するのと何が違うのか」という疑問はよく挙がります。両者の違いを整理しておくと、判断軸が明確になります。

 

ECモールはプラットフォーマーが用意した巨大なショッピングモールに「テナント出店」するイメージで、モール自体の知名度で一定の集客が期待できます。一方で、商品が売れるたびに手数料が発生し、デザインや顧客へのアプローチ手段は大きく制限されます。顧客データも基本的にはプラットフォーマー側が保有するため、購買データを活用したリピートマーケティングにつなげにくい点は無視できないデメリットです。

 

自社ECサイトはその逆で、顧客データを自社で保有・活用でき、ブランド体験を自由に設計できます。メルカートでは、モール依存から自社ECへの移行を検討する事業者から「モールでは顧客の顔が見えず、リピート施策が打てない」という相談を多く受けます。モールと自社ECを組み合わせる「マルチチャネル戦略」が、多くの事業者にとって現実的な選択肢です。

 

※関連記事: モール型ECサイト(ECモール)とは?特徴やメリット・デメリットを自社ECとの比較を交えて解説

ECカートシステムの選び方

ECカートシステムの選び方は、単に機能の多さや料金だけで決めるのではなく、「自社の目的」「事業フェーズ」「運用体制」に合ったシステムを選定することが重要です。

【3問でわかる】カート構築手法の絞り込みフロー

細かい比較に入る前に、以下の3問に答えるだけで適した構築手法が大きく絞り込めます。詳細な選定の前段として活用してください。

 
質問 回答パターンと推奨手法
Q1. 現在の年商規模は? 1億円未満 → ASP(BASE・STORES・カラーミーショップ等)/1〜数十億円 → クラウドEC(メルカート・Shopify・futureshop等)/数十億円以上 → パッケージ・フルスクラッチ(ecbeing・W2 Unified・SI Web Shopping等)
Q2. 独自要件のカスタマイズはどの程度必要? 標準機能で十分 → ASP・クラウドEC/個別仕様が多く一定のカスタマイズが必要 → クラウドEC・パッケージ/全面オーダーメイドが必要 → フルスクラッチ
Q3. 基幹システム・MA・CRMとのデータ連携は必要? 不要・最小限 → ASP/API連携で十分 → クラウドEC・パッケージ/基幹直結・データ統合まで必要 → クラウドEC(DWH一体型)・パッケージ
 

3問のうち1つでも「上位の選択肢」に該当する場合は、より拡張性の高い手法を選ぶのが安全です。たとえば年商1億円未満でもデータ連携要件があれば、最初からクラウドECを検討する価値があります。

1.新規構築/リニューアルの目的を明確にする

ECカートシステムを導入・リニューアルする際は、まず「なぜ必要なのか」を明確にすることが重要です。売上拡大、LTV向上、業務効率化、UI/UX改善など、目的によって選ぶべきシステムは異なります。

 

目的が曖昧なまま選定を進めると、機能過多やコスト超過に陥るリスクがあります。現状の課題を整理し、どのような成果を目指すのかを定義したうえで、必要な機能を洗い出すことが成功の第一歩です。

 

目的を軸にした選定こそが、長期的に成果を出すカートシステム導入の基本となります。

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・社内にECの有識者がいない企業

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2.ECカートシステムの種類を理解する

ECカートシステムは、構築方式によって特徴が異なります。主に以下の5種類に分けることができ、それぞれ費用感(初期・月額)や、推奨される年商規模も異なります。

 
構築手法 初期費用 月額費用 特徴 企業規模
ASP 無料~100万円 数千円~10万円 低コストで手軽に開始できるが、
カスタマイズ性は低い
個人~小規模
クラウドEC 300万円~ 10万円~ 常に最新システムを利用可能。
手軽さと拡張性を両立
中~大規模
パッケージ 500万円~ 10万円~ 独自要件に合わせた開発が可能だが、
サーバー管理や陳腐化への対応が必要
中~大規模
オープンソース 100万~500万円 数千円~
(サーバー代等)
ソフトウェア自体は無料だが、
開発・保守は自社責任
中規模~大規模
フルスクラッチ 数千万円~ 数十万円~ 完全オーダーメイドで制限なし。
開発期間が長くコストは最大
大規模~
 

主な構築手法の特徴と費用相場は次のとおりです(比較基準日:2026年6月時点。費用は一般的な相場で、各社の最新料金は公式情報をご確認ください)。

カート選びでとくに多い失敗は、「初期費用が安いASPを選んだ結果、機能不足ですぐに移行が必要になった」あるいは「身の丈に合わない高額なシステムを入れてしまい、ランニングコストが経営を圧迫した」といったケースです。現在の年商規模や中長期的な成長計画を見据えて選ぶことが重要です。

3.費用とスケジュールを総合的に把握

ECカート導入時は、初期費用や月額費用だけでなく、開発・運用・人件費・ツール連携費までを含めた「総コスト(TCO)」で判断することが重要です。また、構築期間やデータ移行などの作業工数も考慮し、無理のないスケジュールを設定する必要があります。

 

短期的なコスト削減を重視すると、将来的な機能追加や拡張で再構築が必要になるケースもあります。費用対効果と運用の持続性を両立させる視点で、全体コストを見える化することが成功のポイントです。

 

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※関連記事: 【2026年版】ECサイト構築の費用相場・内訳は?規模別の適正コストと選び方

4.自社ビジネスへの適合性を確認

ECカートシステムには、それぞれ得意分野があります。たとえば、定期通販やD2C向け、アパレル・食品・BtoBなど特定業界に強いシステムも存在します。

 

自社の販売モデルや運用体制、マーケティング方針にマッチしているかを確認することで、無駄のない選定が可能です。また、必要な機能が標準搭載か、外部連携で補えるかも重要な比較ポイントです。

 

ビジネスモデルにマッチしたシステムを選ぶことで、運用効率と成果の最大化を実現できます。

5.実績・サポート・セキュリティを評価

導入後の運用を安定させるためには、ベンダーの実績とサポート体制の確認が不可欠です。構築・運用支援の経験が豊富な企業であれば、リニューアル時の課題解決力も高く、安心して任せられます。

 

また、導入後のヘルプデスク対応やカスタマーサクセス支援、システム障害時のサポート体制も比較のポイントです。さらに、SSL通信や個人情報保護体制、定期アップデートなどのセキュリティ対策も要チェック。信頼性と継続的なサポートが、長期的なEC運営を支える鍵になります。

 

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※関連記事: ECサイトはセキュリティ対策が重要!その理由や対策方法とは?

【現場が教える】カート選定でよくある4つのつまずき

100超のECプロジェクトに関わってきた経験から、カートシステムの選定・構築において担当者が陥りやすい「つまずき」のパターンが見えてきました。選定に入る前に、ぜひ確認しておいてください。

 

つまずき① 「安さ優先」で始めて、すぐ移行が必要になる

「まずはスモールスタートで」という判断自体は悪くありません。しかし、無料・低価格のカートサービスを選ぶ際に見落としがちなのが、移行コストの大きさです。システム変更の際にかかるコストは「金額」だけでなく「社内工数」も想定以上に膨らみます。デジタルの成長スピードは非常に早く、今のサービスで限界が来たときにどうするかを最初から考えておくことが重要です。

 

心得:長く使えるサービスを選ぶこと。EC業界の専門性が高いベンダーに頼ることが近道です。

 

つまずき② 作り始めたら「あれもこれも」こだわりすぎてしまう

ECシステムを作り始めると、デザイン・機能・連携など、担当者として「こうしたい」というこだわりが次々と出てきます。それ自体は健全ですが、予算・スケジュール・体制に見合わないこだわりを詰め込むと、気づけば公開できないサイトになってしまいます。

 

心得:優先度を決めてフェーズ分けすること。「今回のスコープに入れないもの」を明示的に合意しておくことが、プロジェクト成功の鍵です。

 

つまずき③ 関係者への説明・巻き込みが後手に回る

「別部署に説明しても理解してもらえないから、自部署だけで進めよう」という判断は危険です。選定が終わった後に、IT部門・経営層・物流担当など想定外の関係者からの横槍が入り、プロジェクトが止まるケースは非常に多くあります。サービスが決まったらあとは自動的に進む、というのは大きな間違いです。ECプロジェクトは意思決定の連続です。

 

心得:プロジェクトメンバーに最大限の裁量権を確保しておくこと。選定前から関係者を巻き込み、社内合意を早期に形成することが重要です。

 

つまずき④ サイトオープンをゴールにしてしまう

ECプロジェクトに関わる担当者が陥りやすいのが、「サイトをオープンすること」自体がゴールになってしまうことです。しかしサイトのオープンはあくまでEC事業の始まりにすぎません。その後にお客さんが訪れ、購入し、リピートする仕組みを作ることが本来の目的です。オープン後も継続的な投資と体制強化が必要であり、それを見越したカート選定・ベンダー選定が求められます。

 

心得:システムだけでなく、運営・施策のフォローアップができるベンダーを選ぶこと。オープン後も各局面で相談できる体制が理想です。

ECカートシステムの比較のポイント

ECカートシステムの比較のポイントは、単に機能数や価格を並べて比較するのではなく、自社のビジネス課題・成長戦略・運用リソースに照らして「総合的な適合度」を評価することが重要です。

機能の拡張性と運用のしやすさ

ECカートシステムを比較する際に最も重要なのが、機能の拡張性と運用のしやすさです。事業成長に合わせて機能を追加できる柔軟性はもちろん、担当者が直感的に操作できる管理画面を備えているかどうかも重要な判断基準となります。

 

たとえば、ノーコードでページ編集ができるCMS機能や、受注・在庫・顧客情報を一元管理できる管理画面があれば、日常業務の効率が大幅に向上します。また、APIや外部ツールとの連携性が高ければ、CRM・MA・会計システムなどを自在に組み合わせ、自社の運営体制に最適化した環境を構築することが可能です。

 

ECカートシステムは導入して終わりではなく、運営とともに成長させていく仕組みです。そのため、将来の拡張性と運用効率の両立こそが、長期的に成果を生み出すための鍵と言えるでしょう。

マーケティング・分析機能

近年のECカートシステムでは、単なる販売機能だけでなく、売上拡大やLTV向上を支えるマーケティング機能が必須となっています。カート内にクーポン発行やポイント管理、レビュー投稿、メール・LINE配信などの機能を備えていれば、リピーター育成や顧客満足度の向上に直結します。

 

また、顧客データを分析し、セグメント別にアプローチできるCRM連携やレコメンド機能を活用することで、より効果的な販促施策を展開できます。さらに、A/Bテストやアクセス解析といった分析機能を持つカートシステムなら、ユーザー行動を可視化し、コンバージョン率(CVR)を継続的に改善可能です。マーケティング機能の充実度は、ECサイトの収益力を左右する最重要ポイントです。

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OMO・越境・マルチブランド対応

複数ブランドを展開している企業や実店舗を併設している場合は、OMO(オンラインとオフラインの統合)対応が重要です。店舗在庫とのリアルタイム連携や共通ポイント制度を実現できるカートであれば、顧客体験の一貫性を高められます。

 

OMOをもっと詳しく
※関連記事: OMOとはどんなマーケティング戦略?O2Oとの違いや導入のポイント、先進事例を解説

 

また、グローバル展開を視野に入れる場合は、多言語・多通貨・海外配送対応など、越境ECに必要な機能も必須です。これらが揃うことで、国内外の顧客に同一ブランド体験を提供し、売上チャネルの拡大にもつながります。さらに、複数ブランドを一括管理できるマルチサイト機能があれば、運用負荷を抑えながら統合的なマーケティングが可能です。

 

越境ECをもっと詳しく
※関連記事: 越境ECとは?市場規模からメリットや注意点、成功ポイントを解説

データ連携・AI対応力

2026年現在、ECカートシステムの比較において見落とされがちながら重要度が高まっているのが、データ連携能力とAI対応力です。ECシステム・MAツール・基幹システム・レビューツールがそれぞれ別々にデータを持つ「データの分断」は、中堅・大手EC事業者の多くが抱える課題です。

 

カートシステム選定時には、以下の観点で連携能力を確認しましょう。

 
  • ERP・基幹システムとのAPI連携:受注データや在庫データをリアルタイムで同期できるか。APIドキュメントが整備されているか
  • MA・CRMとのデータ接続:購買データをトリガーにした自動シナリオ(カゴ落ちリカバリー・F2転換・誕生日クーポンなど)が組めるか
  • AI機能の内包度:商品レコメンド・需要予測・自然言語検索などのAI機能がプラットフォームに内包されているか、それとも外部連携が必要か
 

特に「AI機能が内包されているプラットフォーム」は、データが一元管理された状態でAIが動くため、外部ツール連携コストを抑えながら高精度なパーソナライズが実現できます。カートシステムをデータ活用の起点として捉える視点が、今後ますます重要になります。

 

※関連記事: ECサイトで基幹システム連携が必要な理由とは?データ連携の方法やメリット、成功事例を紹介!

費用体系(TCO)の透明性

カートシステムの費用比較は、初期費用・月額費用だけを見ても意味がありません。3〜5年間の総所有コスト(TCO)で判断することが重要です。特に、以下の「隠れコスト」に注意が必要です。

 
コスト項目 内容・注意点
トランザクション課金 売上金額や注文件数に応じた従量課金。売上が伸びるほどコストが膨らむため、成長期に想定外の費用が発生しやすい
カスタマイズ・開発費 要件追加のたびに発生する追加開発費。「標準機能」に含まれる範囲を事前に確認しないと青天井になりやすい
システム移行費 将来の乗り換え時に発生するデータ移行・並行稼働コスト。安価なシステムほど後の移行コストが高くなる傾向がある
オプション・拡張機能費 AI機能・レコメンド・分析ツールなど、追加契約が必要なオプションの積み上がりに注意
 

カートシステムの費用は、初期・月額だけでなく次の「隠れコスト」まで含めて評価します(比較基準日:2026年6月時点)。

TCOの概算式は「初期費用+(月額固定費×36ヶ月)+カスタマイズ費+保守費+移行費」で算出するのが基本です。「初期費用が安いプラットフォーム」が必ずしもTCOで優れるとは限らないため、3〜5年のスパンで複数社を横並び比較することを強くお勧めします。

 

※関連記事: 【2026年版】ECサイト構築の費用相場・内訳は?規模別の適正コストと選び方

評判・サポートの見極め方

カートシステムの評判情報は、ベンダーが公開する導入事例だけに頼ると偏りが生じます。「成功事例」だけが選ばれる構造になっているためです。以下の方法で、より客観的な評判情報を集めることをお勧めします。

 
  • ITreview(アイティーレビュー):実際の利用企業が匿名で投稿するレビューサイト。企業規模・業種でフィルタリングして自社に近い評価を探せる。メルカートはITreview Grid Awardを9期連続受賞しており、実績の参考になる
  • リファレンスチェック:ベンダーの担当者に「同業種・近い規模の既存顧客を紹介してもらえるか」と依頼する。対応を渋るベンダーは、それ自体が判断材料になる
  • PoC・デモでの確認:実際に管理画面を触り、現場担当者(非エンジニア)が迷わず操作できるか、サポートの応答品質はどうかを確認する
 

また、サポート体制はシステム選定と同等以上に重要です。導入後に「質問しても返答が遅い」「担当者が頻繁に変わる」といった状況に陥ると、EC運営の速度が大幅に低下します。サポート満足度の第三者評価や、カスタマーサクセスの体制(専任か否か)も必ず確認しましょう。

【規模別】おすすめのECカートシステム15選

ここからは、ECサイト構築・リニューアルを検討中の方に向け、おすすめのECカートシステムをご紹介します。

 

本記事では、企業規模や売上規模別に、おすすめのECカート15選として以下のECカートをご紹介します。

 

スタートアップ・小規模向けのECカートシステム4選

まずは、初期コストを抑えつつ、手軽にECサイトを立ち上げたい、スタートアップ・小規模向けのECカートシステムを4つご紹介します。目安としては、年商1億円未満で、予算感として初期構築コストが無料から100万円程度、月額コストが数千円から3万円程度を想定している企業におすすめです。

各製品の詳細解説の前に、4製品を一覧で比較できる表を以下にまとめました(比較基準日:2026年6月時点。料金・機能は変動するため最新情報は各社公式サイトをご確認ください)。

 
サービス名 提供形態 初期費用 月額費用 得意領域・特徴 提供元
BASE ASP 無料 無料〜(売上に応じた手数料) 個人・小規模事業者の手軽な開設、SNS連携、アプリ拡張 BASE株式会社
カラーミーショップ ASP 無料〜 数百円〜数千円 デザイン自由度、定期販売・予約販売、独自ドメイン対応 GMOペパボ株式会社
STORES ASP 無料 無料〜数千円 テンプレートの豊富さ、デジタルコンテンツ・予約販売、店舗連携 STORES株式会社
MakeShop ASP 1万円台〜 1万円台〜 本格派の販売機能、BtoB対応、会員制度・定期購入 GMOメイクショップ株式会社
 

スタートアップ・小規模向けのASPカートは、初期コストの低さが最大の魅力です。一方で、年商が伸びるにつれて機能制約・トランザクション手数料・カスタマイズの限界に直面しやすく、移行の必要性が出てくる点は事前に把握しておきましょう。

1.BASE(BASE株式会社)

BASE(BASE株式会社)

BASE

 

BASE(ベイス)は、個人や小規模事業者でも簡単にネットショップを開設できるECカートシステムです。専門知識がなくても、テンプレートを選んで商品登録をするだけで販売を開始でき、デザインの自由度も高いのが特徴。決済機能や配送管理、SNS連携、アプリ拡張なども標準搭載されており、初期費用・月額費用は無料で利用可能です。手軽さと拡張性を両立し、ハンドメイド作家や中小企業のオンライン販売を強力にサポートします。

2.カラーミーショップ(GMOペパボ株式会社)

カラーミーショップ(GMOペパボ株式会社)

カラーミーショップ

 

カラーミーショップは、GMOペパボ株式会社が提供する国内最大級のネットショップ構築サービスです。デザイン自由度の高さと多機能性が特長で、初心者から本格的なEC事業者まで幅広く対応。独自ドメインの利用やSEO対策、定期販売・予約販売などの高度な機能を備え、外部モールやSNSとの連携もスムーズです。さらに、サポート体制が充実しており、運営に関する相談や販促支援も受けられるため、ブランド構築を重視する事業者に最適なECカートシステムです。

3.STORES(STORES株式会社)

STORES(STORES株式会社)

STORES

 

STORES(ストアーズ)は、STORES株式会社が提供するネットショップ作成サービスです。誰でも簡単に美しいデザインのオンラインストアを開設できるのが特徴で、豊富なテンプレートと直感的な操作性により、専門知識がなくてもすぐに販売を開始できます。物販だけでなく、デジタルコンテンツや定期販売、予約販売にも対応。さらに、キャッシュレス決済サービス「STORES 決済」と連携すれば、実店舗とオンラインの売上管理を一元化できます。初期費用・月額費用無料のプランもあり、個人から企業まで幅広いビジネスをサポートします。

4.MakeShop(GMOメイクショップ株式会社)

MakeShop(GMOメイクショップ株式会社)

MakeShop

 

MakeShop(メイクショップ)は、GMOメイクショップ株式会社が提供する高機能なネットショップ構築サービスです。大手企業から個人事業主まで幅広く利用されており、豊富な販売機能と自由度の高いデザインカスタマイズが特長。BtoC・BtoB両方に対応し、定期購入・会員制度・クーポン発行など、売上アップを支援する機能が充実しています。さらに、SEO対策や広告連携、分析ツールも標準装備され、EC運営をトータルでサポート。専任のサポートチームによる運営支援も強力で、国内トップクラスの導入実績を誇る本格派ECカートシステムです。

中~大規模向けのECカートシステム6選

次に、機能拡張や外部連携を強化し、売上拡大と運用効率化を両立したい中~大規模向けのECカートシステム6選をご紹介します。目安としては、年商1億円以上で、予算感として初期構築コストが300万円から500万円程度、月額コストが10万円以上を想定している企業におすすめです。

中〜大規模向け6製品を一覧で比較した表が以下です(比較基準日:2026年6月時点。料金・機能は変動するため最新情報は各社公式サイトをご確認ください)。

 
サービス名 提供形態 想定年商規模 得意領域・特徴 データ連携・AI内包度 提供元
メルカート クラウドEC(SaaS) 数億〜数百億円 AIエージェント一体型DWH基盤、データ統合・パーソナライズ、リニューアル DWH一体型/AI機能をプラットフォームに内包 株式会社メルカート
Shopify クラウドEC(SaaS) 数千万〜数百億円 豊富なテーマ、越境EC、アプリエコシステム 外部アプリ連携前提 Shopify Japan株式会社
futureshop クラウドEC(SaaS) 数千万〜数十億円 デザイン自由度、OMO対応、CRM・MA連携 外部ツール連携が中心 株式会社フューチャーショップ
ecforce クラウドEC(SaaS) 数千万〜数十億円 D2C・定期通販、LTV最大化、CRM一体型 標準機能で施策自動化に対応 株式会社SUPER STUDIO
ショップサーブ ASP寄りクラウド 数千万〜数十億円 20年以上の運用実績、専任コンサル支援 外部連携が中心 株式会社Eストアー
スマレジEC クラウドEC(SaaS) 数千万〜数十億円 POS連携、OMO、サブスク・D2C 店舗POSとのデータ統合に強み 株式会社ネットショップ支援室
 

中〜大規模帯は「データ統合・AI対応力」で差がつきます。EC・店舗・CRM・広告データが分断している企業ほど、プラットフォーム単体でデータ統合まで完結する設計(DWH一体型)を選ぶことで、外部ツール連携の運用負荷を抑えながらパーソナライズ精度を高められます。

5.メルカート(株式会社メルカート)

メルカート(株式会社メルカート)

メルカート

 

日本初(※1)のAIエージェント一体型DWH基盤を標準搭載し、EC・店舗・CRM・広告のデータを一元統合。AIが分析から施策提案まで自動で行い、データドリブンな運営を実現します。

 

メルカートとは、ECパッケージ構築実績No.1のecbeingが提供するクラウド(SaaS)版ECプラットフォームで、AIエージェント一体型DWH基盤を標準搭載しています。年商1〜100億円規模で、EC・店舗・CRM・広告のデータ統合とAI活用を1つの基盤で完結させたい中堅・大手企業に向いています。導入後1年間の平均売上成長率480%、サポート満足度97%、年間240件の無料アップデート、1,600社以上の構築実績を持ちます(2026年6月時点)。

 

さらに、大手企業レベルの安定性・セキュリティを備え、国産サービスならではの細やかな設計で、複雑になりがちなEC運用もスムーズにします。

 

データ統合、VOC活用、CRM、パーソナライズを一気通貫で提供し、成果につながる改善サイクルを構築。サポート満足度97%の伴走型サクセスが課題発見から改善提案まで支援し、成長し続けるEC運営を実現します。

メルカートのAI・データ活用機能を詳しく見る

 

6.Shopify(Shopify Japan 株式会社)

Shopify(Shopify Japan 株式会社)

Shopify

 

Shopify(ショッピファイ)は、Shopify Japan株式会社が提供するECカートシステムです。デザイン性の高いテンプレートと直感的な操作性で、初心者から大規模事業者まで幅広く利用されています。多言語・多通貨・海外配送に対応しており、越境ECにも最適。さらに、豊富なアプリ連携で機能拡張が自在に行え、マーケティングや在庫管理、SNS販売なども一元管理可能です。グローバル基準のセキュリティと高い拡張性を備え、日本国内の事業者にも導入が進むECカートシステムです。

メルカートとShopifyの違いを詳しく見る

7.futureshop(株式会社フューチャーショップ)

futureshop(株式会社フューチャーショップ)

futureshop

 

futureshop(フューチャーショップ)は、株式会社フューチャーショップが提供するクラウド型ECカートシステムです。中堅〜中小企業を中心に支持されており、高いデザイン自由度と豊富なマーケティング機能が特長。OMO(オンラインとオフラインの融合)を実現する「futureshop omni-channel」や、CRM・MA連携による顧客育成機能など、売上拡大と顧客体験向上を両立できます。さらに、EC運営を支援する伴走型サポートや安定したシステム基盤も強みです。

8.ecforce(株式会社SUPER STUDIO)

ecforce(株式会社SUPER STUDIO)

ecforce

 

ecforce(イーシーフォース)は、株式会社SUPER STUDIOが提供するD2Cブランド向けのECカートシステムです。販売・マーケティング・分析・CRMを一元管理できるオールインワン設計が特長で、定期通販やサブスクリプションモデルにも強みを持ちます。カート機能だけでなく、LTV最大化を目的とした顧客データ活用や自動施策機能も搭載。さらに、API連携による拡張性や高速なページ表示、デザイン自由度の高さも魅力です。D2Cブランドの立ち上げからグロースまでを包括的に支援し、売上成長を加速させるECカートシステムです。

9.ショップサーブ(株式会社Eストアー)

ショップサーブ(株式会社Eストアー)

ショップサーブ

 

ショップサーブは、株式会社Eストアーが提供する老舗のネットショップ構築・運営サービスです。20年以上の実績を持ち、初心者から本格的な事業者まで幅広く対応。安定したシステム基盤とサポート体制が特長で、独自ドメイン運用・SEO対策・広告連携・販促機能などをワンストップで提供します。さらに、専任コンサルタントによる運営支援やマーケティングサポートも充実しており、売上拡大を継続的にサポート。信頼性と運用効率を重視する事業者に最適な、国内有数の総合ECカートシステムです。

10.スマレジEC(株式会社ネットショップ支援室)

スマレジEC(株式会社ネットショップ支援室)

スマレジEC

 

スマレジECは、株式会社ネットショップ支援室が提供する、D2Cやサブスクリプションビジネスに特化したECカートシステムです。定期購入・ステップメール・CRMなど、リピート率を高めるための機能が標準搭載されており、LTV最大化を重視した運用が可能です。また、POSレジシステム「スマレジ」との連携により、実店舗とECのデータ統合を実現。顧客情報や在庫管理を一元化し、OMO(オンラインとオフラインの融合)戦略にも対応します。販売効率と顧客体験を両立させ、継続的な売上成長を支援する高機能ECソリューションです。

大規模・独自開発向けのECカートシステム5選

次は高負荷にも耐えうる拡張性とカスタマイズ性を備え、複雑な要件にも対応できるエンタープライズ向けのカートシステムを5選ご紹介します。費用感の目安としては、初期コストに最低500万円以上、場合によっては数千万以上を割くことができる大企業向けです。

大規模・独自開発向け5製品を一覧で比較した表が以下です(比較基準日:2026年6月時点。料金・機能は変動するため最新情報は各社公式サイトをご確認ください)。

 
サービス名 提供形態 想定年商規模 得意領域・特徴 提供元
ecbeing パッケージ 数十億〜数千億円 国内ECパッケージシェアトップクラス、BtoB・オムニ対応、フルカスタマイズ 株式会社ecbeing
W2 Unified パッケージ 数十億〜数百億円 マルチブランド一元管理、業界特化、高水準のセキュリティ W2株式会社
EBISUMART クラウド型パッケージ 数億〜数十億円 BtoB・BtoC・オムニ対応、クラウド運用で常時最新 株式会社インターファクトリー
SI Web Shopping パッケージ 数十億〜数千億円 大規模・高トラフィック対応、基幹連携、エンタープライズ向け 株式会社DGコマース
EC-CUBE オープンソース 規模を問わず(自社開発体制次第) ソースコード公開、自由なカスタマイズ、プラグイン豊富 株式会社イーシーキューブ
 

大規模帯はパッケージ・フルスクラッチが主流ですが、開発期間・初期コスト・サーバー管理など運用負荷も大きくなります。なお、メルカートは大規模EC向けパッケージのecbeingが提供するSaaS版という位置づけで、将来的にecbeingパッケージへスムーズに移行できる設計のため、中堅規模で導入して将来の大規模展開を見据えるという選び方も可能です。

11.ecbeing(株式会社ecbeing)

ecbeing(株式会社ecbeing)

ecbeing

 

ecbeing(イーシービーイング)は、株式会社ecbeingが提供する大規模ECサイト向けの統合型カートシステムです。企業の戦略や業種に合わせて柔軟にカスタマイズでき、BtoC・BtoB・オムニチャネル展開にも対応。20年以上の実績と豊富な導入事例を持ち、安定性・拡張性・セキュリティのいずれも業界トップクラスです。さらに、マーケティングオートメーションやCRM連携、SNS・広告運用支援までを包括的にサポート。コンサルティングから開発・運用まで一気通貫で支援し、売上拡大と顧客体験の向上を実現する国内有数のECソリューションです。

12.W2 Unified(W2株式会社)

W2 Unified(W2株式会社)

W2 Unified

 

W2 Unified(旧 w2Commerce)は、W2株式会社が提供する中・大規模向け統合型コマースプラットフォームです。EC・オフラインの統合管理や、複数ブランドサイトの一元管理を得意としているほか、高水準のセキュリティ・インフラ環境に定評があります。また、充実の機能により、商材ごとの特性や業界特有の販売に対応している点も特徴です。

13.EBISUMART(株式会社インターファクトリー)

EBISUMART(株式会社インターファクトリー)

EBISUMART

 

EBISUMART(エビスマート)は、株式会社インターファクトリーが提供するクラウド型ECカートシステムです。BtoC・BtoB・オムニチャネルなど多様なビジネスモデルに対応し、企業の成長フェーズに合わせて柔軟にカスタマイズできる拡張性の高さが特長。クラウド運用で常に最新機能を利用でき、セキュリティ・安定性も高水準です。基幹システムやMA、CRMとの連携も容易で、データを活用した高度なマーケティング施策を実現。さらに、専任チームによる導入・運用支援も充実しており、中堅・大企業の本格的なEC構築に最適なソリューションです。

14.SI Web Shopping(株式会社DGコマース)

SI Web Shopping(株式会社DGコマース)

SI Web Shopping

 

SI Web Shopping(エスアイ・ウェブ・ショッピング)は、株式会社DGコマースが提供するエンタープライズ向けECカートシステムです。大規模・高トラフィック環境に対応した堅牢なシステム基盤を持ち、BtoC・BtoB・オムニチャネルなど多様なビジネスモデルを柔軟に構築可能。基幹システムやMA・CRMとの高度な連携にも強く、企業のデジタル戦略を支える拡張性と安定性を兼ね備えています。さらに、セキュリティ・パフォーマンス面も国内最高水準を維持。大企業・ブランド企業の本格的なEC構築やDX推進に最適なソリューションです。

15.EC-CUBE(株式会社イーシーキューブ)

EC-CUBE(株式会社イーシーキューブ)

EC-CUBE

 

EC-CUBE(イーシーキューブ)は、株式会社イーシーキューブが提供する日本発のオープンソース型ECカートシステムです。ソースコードが公開されており、デザイン・機能・システム連携を自由にカスタマイズできる高い拡張性が特長。中小企業から大企業まで、独自仕様のECサイト構築に広く利用されています。プラグインやテンプレートも豊富で、コミュニティによるサポート体制も充実。自社開発や制作会社との共同構築に適しており、「自由度」と「成長性」を両立する国内No.1のオープンソースECカートシステムです。

メルカート導入事例:実際の成果を見る

ECカートシステムを選定する際、ベンダーの「実績」を最も具体的に確認できるのが導入事例です。ここでは、メルカートを採用してECサイトを構築・リニューアルした2社の事例をご紹介します。

 

売上が単月最大215%アップ(リンガーフーズ株式会社)

長崎ちゃんぽん店やとんかつ専門店を展開するリンガーハットグループで外販事業を担うリンガーフーズ株式会社は、メルカートを採用して2022年にECサイトをリニューアルしました。

 

当時利用していたECカートシステムのサービス終了が決定したことを契機に、単なる移行にとどまらず「各種施策を打ち出せる機能の強化」を目指してカート選定を開始。メルカートの機能充実度と操作性の高さが決め手となり採用に至りました。

 

リニューアル後、メルカートの「CRM+」を活用して顧客分析を行い、施策を考案・実施した結果、単月売上が昨年対比で最大215%を達成。ユーザー管理や受注業務、商品管理などの業務効率化にも大きな効果が出ています。

 

※関連記事: 215%売上アップ!リンガーハットがメルカートでのサイトリニューアルによって実現した成果の舞台裏とは

DtoC事業をわずか4ヶ月でローンチ(木徳神糧株式会社)

米穀製品の専門商社として知られる木徳神糧株式会社は、メルカートを採用して2021年に公式オンラインショップを立ち上げました。

 

商社という業態柄、一般消費者との接点が少なかった同社。消費者のライフスタイルの変容に合わせた販路拡大と、DtoCによる顧客ニーズの把握を目的にEC構築を検討。ECに関するノウハウが社内になかったため、マーケティング面を含めたサポートの充実度を最重視してメルカートを採用しました。

 

契約からわずか4ヶ月でECサイト構築が完了し、公式オンラインショップ「コメッツ(KOMETS)」をグランドオープン。バックオフィスの操作習得にかかる工数も大幅に抑えることができました。今後はECで得られたマーケティングデータをBtoB領域での提案力向上にも活用していく計画です。

 

※関連記事: 「木徳神糧」がDtoC事業のスタートにメルカートを採用した理由とは?

EC事業について相談するなら「メルカート」がおすすめ

ECサイトの構築・リニューアルを検討中の方のなかには、
「現在の売上規模を考えると、できるだけコストは抑えたい」
「とはいえ、将来を見据えて機能性や拡張性にもこだわりたい」

という企業も多いのではないでしょうか。

 

そのような企業におすすめしたいのが、先述した中~大規模向けのECカートシステムでも登場した「メルカート」です。

 

ECサイト構築・リニューアルなら「メルカート」

 

メルカートは、株式会社メルカートが提供する国産SaaS型クラウドECプラットフォームです。中堅・大手企業向けのクラウド専業プラットフォームとして、日本初(※1)のAIエージェント一体型DWH基盤を標準搭載し、データ統合×AIでECサイトの成果を最大化します。

 

パッケージ水準の充実した機能を、クラウドサービスならではのスピード感や利便性、費用感でご利用いただけます。AIによる商品コメント生成やSEOコンテンツ機能、受注・在庫・出荷管理などを標準搭載し、日々の運営効率を大幅に改善。

 

さらに、モール・SNS・基幹システムとの柔軟な連携が可能で、企業のデジタル戦略をトータルで支援します。セキュリティ面でもISMS認証取得や24時間体制の監視を行うなど、安心して運用できる環境を整えています。

 

また、さまざまな業種・業界で豊富な導入実績を有しており、サポート満足度97%、導入後平均売上成長率480%という実績を誇ります。成長志向の企業に最適な、次世代型のECプラットフォームです。

※1:当社調べ(2025年時点)。EC・CRM・MA・分析を統合したDWHにAIエージェントを一体化し、分析から施策実行までをワンプラットフォームで完結する国産クラウドECとして、国内初の実装。

 

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ECカートシステムの比較に関するFAQ

ここでは、ECカートシステムの比較・選定に関するよくある質問とその回答についてまとめました。

Q1: ECカートシステムとは何ですか?

A: ネット上で商品を販売する「買い物かご」を中心としたECサイト運営の基盤システムです。商品登録・在庫管理・決済処理・顧客管理などを一元管理できます。近年はAIによるデータ分析や施策提案まで対応するプラットフォームも登場しており、メルカートはAIエージェント一体型DWH基盤を標準搭載した国産クラウドECです。

Q2: 日本向けのおすすめECカートシステムはどれですか?

A: 年商規模で最適解が分かれます。年商1億円未満のスタートアップ・小規模ならBASE・カラーミーショップ・STORES・MakeShop等のASP型、年商1〜数十億円規模の中堅ならメルカート・Shopify・futureshop・ecforce等のクラウドEC・SaaS型、独自要件の多い大規模ならecbeing・W2 Unified・EBISUMART・SI Web Shopping等のパッケージ型が候補です。本記事では2026年6月時点の公開情報に基づき、規模別に国産・海外15製品を中立比較しています。

Q3: クラウド型ECサービスの主要製品を比較するとどうなりますか?

A: クラウド型ECは「常に最新機能が自動アップデートで提供される」「初期コストを抑えてスモールスタートできる」点が共通の特徴です。中堅〜大手向けの主要クラウドEC製品としてはメルカート・Shopify・futureshop・ecforce・EBISUMART等があり、それぞれデータ統合×AI(メルカート)、グローバル・越境(Shopify)、OMO(futureshop)、D2C・定期通販(ecforce)、カスタマイズ性(EBISUMART)など強みが異なります。比較時は「機能の拡張性」「データ連携・AI対応力」「OMO・越境対応」「3〜5年のTCO」「サポート体制」の5軸で評価することをおすすめします。

Q4: 中堅・大企業向けのECカートシステムを選ぶ際のポイントは何ですか?

A: 拡張性・データ活用力・サポート体制の3点が重要です。メルカートは日本初のAIエージェント一体型DWH基盤でEC・CRM・広告データを一元統合し、AIが分析から施策提案までを自動化。サポート満足度97%、導入後平均売上成長率480%の実績を持ちます。

Q5: クラウドECとパッケージECの違いは何ですか?

A: クラウドECは自動アップデートで常に最新機能を利用でき、初期コストを抑えてスモールスタートできます。パッケージECは高いカスタマイズ性がある一方、サーバー管理や陳腐化への対応が必要です。メルカートはクラウドECでありながら年間240件の無料アップデートでパッケージ水準の機能を提供します。

Q6: ECカートシステムの乗り換えを検討すべきタイミングはいつですか?

A: 以下のいずれかに該当したタイミングが目安です。①やりたいマーケティング施策がシステムの機能制約で実行できない、②売上成長に伴いトランザクション課金などで総コスト(TCO)が想定を大きく超えている、③基幹システムやMAとのデータ連携に多大な工数がかかっている、④セキュリティ・可用性の要件を現行システムが満たせなくなっている。移行は工数・コストともに大きいため、「現在の課題」だけでなく「3年後に必要な機能」を見越した早めの判断が重要です。

Q7: ECカートシステムのAI機能は、どこから導入を始めればよいですか?

A: まずは「商品レコメンド機能」から始めることをおすすめします。売上への貢献が測定しやすく、社内合意も得やすいためです。次のステップとして顧客データを統合した上でのメール・LINE配信の自動化(カゴ落ちリカバリー・F2転換施策など)に取り組み、その後に需要予測や対話型検索など、より高度なAI活用へと段階的に拡張するロードマップが現実的です。カートシステムにAI機能が内包されているものを選ぶと、データ連携の手間が省けて導入ハードルが大きく下がります。

まとめ

ECカートシステムは、単なる販売機能ではなく、ECビジネスの成長を支える中核プラットフォームです。カート選定では、将来の拡張性や運用効率、マーケティング機能、データ連携・AI対応力、OMO・越境対応といった観点を重視し、自社の目的と体制に合うシステムを見極めることが重要です。

 

また、「安さ優先で選んで移行コストが膨らんだ」「作り始めてからスコープが広がりオープンが遅れた」「社内合意が取れずプロジェクトが止まった」といった現場でよくあるつまずきも、事前に知っておくだけで大きく回避できます。目的を明確にし、比較軸を整理したうえで最適なカートを選ぶことで、構築・リニューアル後の売上拡大や業務効率化を実現できるでしょう。

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この記事の監修者

株式会社メルカート
執行役員座間 保

クラウドECプラットフォーム『メルカート』のマーケティング・インサイドセールス統括責任者。SEO・広告・SNS・GrowthHackなど、デジタルマーケティング全領域に精通。株式会社エートゥジェイの創業メンバーとして参画し、WEBサービスやコンサルティング会社の設立を経てエートゥジェイに復職。デジタルマーケティング事業責任者として支援部署を立ち上げ、執行役員兼マーケティング統括責任者に就任。2025年のメルカート分社化に伴い転籍し、現在は株式会社メルカートの執行役員としてマーケティング・インサイドセールスを統括している。

専門領域:クラウドEC、BtoBマーケティング、SEO、デジタル広告、インサイドセールス、SaaSグロース

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